プレステップ統計学II 推測統計学

統計レポート作成に自信が持てる!

プレステップシリーズ 15

統計学II 推測統計学

著者 稲葉 由之=著
判型・ページ数 B5判 並製 176頁
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2013年3月刊
ISBN 978-4-335-00087-4 C1333

 

概要

統計レポート作成に自信が持てる!

既刊『統計学I 記述統計学』では中学数学の知識で統計の基礎を学習しましたが、発展編にあたる本書では、確率や確率分布の学習から母集団の推定や仮説検定まで、より専門的な統計数値の扱いを学びます。解説だけでなく、書き込み式の問題や確認テストで確実に知識の定着が図れるように工夫されています。

『統計学I 記述統計学』と併用することで、統計データの扱いと表現方法に自信がつく、最強の統計学教材です。

2011年から始まった統計検定2級に対応しています。

目次

1章母集団と標本
2章統計的記述の基礎
3章確率と確率変数
4章確率分布
5章大数の法則
6章中心極限定理
7章正規分布とカイ二乗分布
8章母数の点推定
9章母平均の区間推定
10章母分数の区間推定
11章統計的仮説検定
12章調査結果の表現

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はじめに 著者からのメッセージ

初めて統計学を学ばれる皆さんは、ひょっとすると統計学を数学の一分野としてとらえているかもしれません。そして、確率など高度な数学の知識がなければ統計学を理解することはできないと考えていませんか。

統計学は記述統計学と推測統計学に分けることができます。確率の知識は、推測統計学を学ぶためには必須ですが、記述統計学において必要不可欠というわけではありません。たとえば、統計数値やグラフを用いてレポートを作成するときに確率の知識はつかいません。

プレステップシリーズでは、「統計学」を『プレステップ統計学I 記述統計学』と『プレステップ統計学II 推測統計学』の2冊に分けて構成しました。まず『プレステップ統計学I 記述統計学』では、統計データの整理や分析に関する高校数学の内容をさらに詳細に解説し、統計学の各方法を実際の統計データに適用する際の注意点について指摘しました。さらに今回の『プレステップ統計学II 推測統計学』では、確率や確率分布の学習を含めて、母集団の推定や仮説検定について解説しました。『プレステップ統計学I・II』における共通の学習目標は、統計数値を用いて専攻分野のレポートを作成する基礎能力を育成することです。

本書『プレステップ統計学II 推測統計学』では、第1章で推測統計学の目的を明らかにし、第2章で『プレステップ統計学I 記述統計学』の復習をしながら、推測統計学に必要な知識を確認します。第3章以降の確率変数や確率分布の説明は母集団の推定や仮説検定に必要な内容のみに限定しました。数式の展開には定理や考え方などを併記していますが、むずかしいと感じた場合はぜひ考え方だけでも理解してください。各章には問題や確認テストを設けていますので、知識の定着を実感しながら学習を進めていただければ幸いです。

本書を通じて、一人でも多くの学生が統計学を活用できる能力を身につけ、自信をもって専攻分野の研究に進んで行ってくれることを願っています。

 

稲葉 由之