プレステップシリーズ 14 統計学I 記述統計学

文系学生に必要なスキルに完全対応!

プレステップシリーズ 14

統計学I 記述統計学

著者 稲葉 由之=著
判型・ページ数 B5判 並製 168頁
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2012年3月刊
ISBN 978-4-335-00084-3 C1333

 

概要

文系学生に必要なスキルに完全対応!

統計学は、理系はもちろん、経済学・経営学・社会学・心理学など社会科学諸分野の基礎となる科目ですが、数学への苦手意識から履修を諦めたり、拒否反応を示す学生も多く存在します。

本書はデータの性質の違いやグラフの扱いに慣れるところから丁寧に説明を始めて、中学数学の知識で標準偏差や分散が理解できるように配慮されています。また、書き込み式の問題や確認テストで確実に知識の定着が図れるように工夫されています。

データの性質を理解することで、レポートでの表現法など応用力も身につき、使いこなすことができる、最強の統計学入門です。2011年から始まった統計検定3級にも対応しています。

目次

1章統計学とはなにか
2章統計データの分類
3章統計データの集計
4章統計データのグラフ表現
5章中心の位置の統計量
6章変化を表す統計量
7章散らばりの統計量
8章標準偏差の活用
9章散らばりのグラフ表現
10章2変数の関連性
11章統計データの入手方法
12章統計データの整理

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はじめに 著者からのメッセージ

初めて統計学を学ばれる皆さんは,ひょっとすると統計学を数学の一分野としてとらえているかもしれません。そして,確率など高度な数学の知識がなければ統計学を理解することはできないと考えていませんか。

統計学は記述統計学と推測統計学に分けることができます。確率の知識は,推測統計学を学ぶためには必須ですが,記述統計学において必要不可欠というわけではありません。たとえば,統計数値やグラフを用いてレポートを作成するときに確率の知識はつかいません。

プレステップシリーズでは,「統計学」を『プレステップ統計学I 記述統計学』と『プレステップ統計学II 推測統計学』の2冊に分けて構成しました。『プレステップ統計学I 記述統計学』では,統計データの整理や分析に関する高校数学の内容をさらに詳細に解説し,統計学の各方法を実際の統計データに適用する際の注意点について指摘しました。一方,『プレステップ統計学II 推測統計学』では,確率や確率分布の学習を含めて,母集団の推定や仮説検定について解説します。『プレステップ統計学I・II』における共通の学習目標は,統計数値を用いて専攻分野のレポートを作成する基礎能力を育成することです。

本書『プレステップ統計学I 記述統計学』では,統計データの性質の違いやグラフの扱いに慣れてもらうために,第4章まで数式はほとんど登場しません。第5章以降の平均値や分散,標準偏差などの計算も,中学数学の知識で理解できるように配慮しました。また,数式の展開には実際の数値を入れた状況を併記して,具体的なイメージがわくようにしました。さらに各章には問題や確認テストを設けていますので,知識の定着を確認しながら学習を進めていくことが可能です。

本書を通じて,一人でも多くの学生が統計学を活用できる能力を身につけ,自信をもって専攻分野の研究に進んで行ってくれることを願っています。

 

稲葉 由之