プレステップシリーズ 09 神道学

國學院大學だからできた! 現代神道入門

プレステップシリーズ 09

神道学

著者 阪本 是丸・石井 研士=編
判型・ページ数 B5判 並製 168頁
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2011年 4月刊
ISBN 978-4-335-00079-9 C1314

 

概要

國學院大學だからできた! 現代神道入門

日本固有の民族宗教である神道は、教義・教典をもたず、神事や生活上の慣習として受け継がれるなかで、日本文化や日本人の心性に大きな影響を与えてきました。自然の生命力を崇拝し、万物との調和を重んじる神道の思想は、環境保護の視点からも昨今その価値が世界的に再評価されています。

本書は多くの神職を輩出した國學院大學の教授陣による、神道学への導入書です。神道の概要、歴史が理解できるのはもちろん、初学者に配慮してルビを多用し、難解な用語には解説をつけて親しみやすさを追求しました。読書案内など、後学への配慮も万全です。

目次

1章神道学へのいざない
2章神々の物語—『古事記』の世界
3章言霊の幸う国—古典から読み解く古代人の神道観
4章古代—神道の源流と古代国家
5章中世—神道の変奏
6章近世—天下泰平と古儀復興
7章近現代—現代と神道
8章神社の祭り—祭祀学
9章イエ・ムラ(サト)・マチの祭り—風土を祭りで意味づける
10章祭りの作法—神社祭式行事作法
11章祭りの備え—装束・調度 有識故実
12章研究領域と関連諸学

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はじめに 著者からのメッセージ

神社・神道への関心が国内外で広がっています。

神社を中心とした神域が世界遺産とされたり、特別な力に満ちた場所として、多くの老若男女が神社を訪れるようになっています。こうした現象には物見遊山的な光景もみられますが、底流には日本固有の信仰としての神道と、神道を通したアイデンティティの模索や原初への回帰とでもいった関心が含まれているように思います。また、神道に根ざしたライフスタイルや思想が、グローバリゼーションの進む世界の中で、注目される機会が増えてきました。

書店には、多くの神道の入門書、概説書が並んでいます。著名な神社の由緒由来、神々の名前や神話の説明が中心のようです。本書は、こうした入門書とはまったく異なったものとして企画されました。本書は、神社・神道へアプローチしていくための学問的方法を提示しようとしています。本書の目次を見ればおわかりのように、祭祀学、祭式行事作法など、これまでに見たことのない学問領域が示されています。また、神道の歴史についても、ただ時系列に神社・神道を取り上げているのではありません。それぞれの時代のあり方をどのように考察するのか、といった眼差しが貫徹しています。関連諸学も含めて、神社・神道への多様なアプローチを学んでいただければと思います。

本書はあくまでも導入教育のために作成されています。関心を持った人は、より詳しい入門書や、各論を扱った専門書を手にとってみてください。

それでは神道学の世界にご案内いたしましょう。

編 者