プレステップシリーズ 08 宗教学

宗教学テキストの決定版がパワーアップ!

プレステップシリーズ 08

プレステップ宗教学

著者 石井 研士=著
判型・ページ数 B5判 並製 168頁
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2016年 2月刊
ISBN ISBN978-4-335-00092-8 C1314

 

概要

宗教学テキストの決定版がパワーアップ!

無宗教を自認しながら、仏閣で初詣、神社で結婚式、クリスマスも祝う日本人。かたや世界では宗教紛争が絶えず、宗教の認識や文化への影響力も日本とは格段の差があります。宗教を学ぶことは異文化理解への第一歩なのです。

第2版では読みものとしても楽しめる予習課題・復習課題とウェブサイトへのリンクが加わり、この1冊で宗教を「読む・見る・聞く」が可能になりました。

テーマ別の編集でさまざまな角度から宗教を捉えることにより、「人間にとって宗教とはなにか」が見えてくる、知的な刺戟が満載の入門書です。

目次

  第1章 宗教学への招待―宗教とはなんだろう
Ⅰ 宗教を体験する
  第2章 祈り―なぜ人は祈るのか
  第3章 儀礼―なぜ儀礼があるのか
  第4章 祭り―なぜ祭りに熱中するのか
  第5章 修行と戒律―なぜ修行が必要なのか
Ⅱ 宗教の世界
  第6章 神話と宗教―現代に生きる神話的世界
  第7章 死後の世界―人は死んだらどこへいくのか
  第8章 シャマニズム―神がかりと憑きものの世界
  第9章 聖地と巡礼―聖なる旅の目的
Ⅲ 宗教学と現代社会
  第10章 宗教学への接近―宗教現象を研究する
  第11章 多様な教団―宗教団体は必要か
  第12章 現代日本の宗教―日本人の宗教はどこへ向かうのか

ちょっと試し読み

試し読みする

試し読みする


はじめに 著者からのメッセージ

宗教への関心が、先進国、途上国を問わず世界的に高まっています。
キリスト教やイスラームをはじめ、宗教が生活の中に根付いているだけでなく、政治や経済に及ぼす影響が少なくありません。地域紛争や民族問題に宗教的要素が関わっているのは、地域や民族が宗教と切っても切れない関係にあるからです。

一方で、私たち日本人の生活や社会においては、宗教への関心や関わりは減少しているようです。日頃は無宗教を自認する日本人ですが、初詣やお盆などの機会に、神社で手を合わせ、先祖の供養を行ってきました。しかし、近年は生活の中の宗教もしだいに影が薄くなりつつあります。

ところで、生活の中で具体的に関わることが少なくなっていったにもかかわらず、宗教や宗教団体に関する情報は、私たちの回りに溢れるようになりました。宗教団体の起こした事件は集中報道され、私たちは宗教団体に対する不信感を募らせています。他方で、テレビでは心霊番組や超能力番組、あるいはスピリチュアルな番組が頻繁に放送され、多くの視聴者を獲得しているようです。

どうも、実生活と情報の間に、宗教に関する大きなギャップが存在するようです。

本書は、宗教に関する偏見や先入観を排除して、できるだけ正確に宗教の意味や役割を把握しようとしています。世界の多様な宗教を、宗教学のキーワードを通して理解します。

本書はあくまでも導入教育のために作成されています。関心を持った人は、より詳しい他の入門書、各論を扱った書籍、専門書を手にとって下さい。

それでは宗教の世界にご案内いたしましょう。