プレステップシリーズ 01 政治学

グローバル時代に望まれる政治の常識を凝縮!

プレステップシリーズ 01

政治学<第2版>

著者 甲斐 信好=著
判型・ページ数 B5判 並製 160ページ
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2014年 3月刊
ISBN 978-4-335-00089-8 C1331

 

概要

グローバル時代に望まれる政治の常識を凝縮!

先の見えない現代において、政治学は「生き延びるために」必要な学問です。選挙や増税のような身近な問題から、日本が今後どこへ向かおうとしているのか、世界の中で日本はどうあるべきか、などの大局的な視点まで、自分で考え、判断するために必要な知識と問題点を整理した6年ぶりの全面改訂版。

目次

序 章なぜ政治を学ぶのか―生き残るための政治学
第1章権力(パワー)とは―政治学のテーマ
第2章政治に参加しよう―選挙とデモクラシー
第3章国会議員って何をしているの―議会と政治家
第4章どうやってパワーをコントロールするか
―権力分立と政治システム
第5章地域から日本を変える―地方自治、地方分権
第6章政策はどう決められるのか―政治過程、政策過程
第7章世の中は暗い?明るい?―リアリズムとリベラリズム
第8章なぜ戦いは止まないのだろう―国際政治学の誕生
第9章冷戦とは何だったのか―国際政治の展開
第10章日本人は無宗教?―パレスチナ・宗教と国際政治
第11章ルワンダの悲劇―民族と国際政治
第12章豊かさが先?自由が先?―開発と民主化
第13章巨大な隣人―中国の光と影
第14章4人に1人の子供が死んでしまう―地球社会の課題

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はじめに 著者からのメッセージ

皆さんは、「政治学」と聞いてどんな感じがしますか? 「難しそう」「私には関係ない」「なんか政治ってやだなぁ」……そんな印象を持っている人も多いのではないでしょうか?
でも考えてみてください。消費税を上げたり、法律を決めたり、やっていいこととやってはいけないことを分けたり、皆さんの生活の隅々にまで、実は「政治」が関わっています。極端に言えば、政治が過ちをした時、私たちは戦いたくもない戦争に参加させられることだってあるのです。

政治学=難しい、という背景には、それを伝える立場の私たち教員に問題があったことも事実です。
「難しいことをやさしく やさしいことを深く 深いことを面白く」――劇作家・井上ひさしさんの言葉です。でも、「難しいことをやさしく」どころか、「難しいことをさらに難しく」教えていなかったか、自分の姿をふり返ってみても反省することばかりです。
学問を「やさしく、深く、面白く」伝えよう! そんな思いからこの「プレステップ」シリーズは生まれました。「プレステップ政治学」では、1人の国民として、有権者としてどのように政治に関わっていくか、できるかぎりわかりやすく説明したつもりです。

私はかつて、政治家のスタッフとして政策作りに参加していました。そこで痛感したのは、ルールはルールを作る人間に都合よく作られる、という冷徹な事実です。世の中の仕組みがどうなっていて、自分たちの国の方針がどう決められているのか、それを知らないと皆さんの人生も都合よく利用されるだけになってしまいます。
デモクラシーの国において、政治家と国民は車の両輪です。しっかりとこの国の行方を見据え、未来に参加する。自分の人生の「主人公」として生きる。そのためにもまず「政治」の姿を理解することからはじめませんか。

2014年3月1日 甲斐信好