プレステップシリーズ 06 会計学

会計学の全体像が具体的にイメージできる!!

プレステップシリーズ 06

会計学

著者 中村 竜哉=編
判型・ページ数 B5判 並製 160ページ
定価 本体1,800円+税
出版年月日 2009年 4月刊
ISBN 978-4-335-00075-1 C1332

 

概要

会計学の全体像が具体的にイメージできる!!

大学の講義は会計学、経営学、金融学…と分野ごとに学びますが、現実の会社経営では各分野は密接に関連しあっています。
ベーカリーショップを経営したい商子さんが5人の教授から講義を受けるというストーリーに沿って学んでいくことで、経済的意思決定に必要な知識を得ることができます。

目次

第1章会社をつくりたい!〔経営者に必要な会計知識〕
第2章企業資金を調達し運用する〔財務状況の見方〕
第3章営業を始める〔利益計算の仕組み〕
第4章投資する〔設備投資、有価証券投資の会計〕
第5章経営者には会計の知識が必要です〔管理会計とは何か〕
第6章いくらでできるの?〔原価計算とは何か〕
第7章どちらが得でしょうか?〔意思決定会計とは何か〕
第8章もうかりましたか?〔財務諸表を公表する意義〕
第9章粉飾決済?〔公認会計士の仕事〕
第10章会社も税金を払うの?〔法人税法の基礎〕
第11章上場する!〔株式市場と会計〕
第12章好業績でも株価は下落?〔決算と株価の関係〕

ちょっと試し読み

試し読みする

試し読みする


はじめに 著者からのメッセージ

最近、書店のビジネスコーナーには会計関係の入門書がたくさん並んでいます。「簿記を勉強しなくても会計の仕組みがわかる」という見出しが付けられたもの、公認会計士の資格を持った女子大生が会社の不正を暴いていく推理小説のようなもの、父の残した会社を引き継いだ主人公の女性が会計の知識をつけて会社の再建に成功するといった小説仕立てのものなどが売れているようです。私も売れ行き好調な入門書を何冊か購入して読んでみました。予想以上に楽しく読み進められました。本書でも章末で何冊かを紹介しています。

しかし、私はふと疑問に思いました。「会計の基礎知識をほとんど身につけていない人が本当にこれらの入門書を楽しく読み進められるのであろうか」と。ある経営者が「教育とは入り口を突破させることである」と述べていたことを思い出しました。「教員は学生に基礎知識を習得させることさえできれば、その後、学生は1人で本を読めるようになる」といった内容を語っていたと記憶しています。そこで、1つの結論に達しました。「上にあげたようなよく売れている会計の入門書も、実は会計の基礎知識を持った人だけが楽しく読み進められるのではないのか」と。

本書には「プレステップ会計学」という名称が付けられています。「プレステップ」という言葉には、「はじめの一歩を踏み出す前に」という意味が込められています。具体的には、本書は会計を全く勉強したことのない初心者、たとえば商学部や経営学部に入学した大学1年生、大学で会計を勉強しようと思っている高校生、会計の基礎知識を得たいと思っている社会人を主な読者と想定して書かれています。読者が途中で挫折してしまわないようにコラムを設け、多くの図表を利用しました。読者が本書を読み進めていくうちに入門書を完全に理解できるような会計の基礎知識をいつの間にか身につけているように工夫しました。
さあ、将来の目標や夢をかなえるためにも、本書を使っていっしょに会計の基礎知識を習得してみませんか。

2009年3月 執筆者を代表して 中村竜哉